カヤック日和、いえサーフィン日和・・・
三連休の中日の日曜、二週間ぶりに海に出ました。
天気予報では晴れ、微風、波高は0.5~1mと絶好のカヤック日和!
勇んでカヤックを引っ張って海岸に出てみると、確かに風はほとんど無く、というより無風!
清掃工場の煙突の煙もまっすぐに立ち昇っています。(子供の頃習いませんでした??
いわゆる「風力0」ってやつです)波も穏やかでこれはいい日になりそうです。
しかし、よく見ると沖にはサーファーがいっぱいというか、サーファーだらけ!もしかして台風
のうねりが入ってきているのかな・・・?
念のため、しばらく波の状況を観察していましたが、それほど大きいうねりは入ってきてい
ないようです。台風は先島諸島から、台湾方面に抜けたはずだし、大丈夫だろう・・・と出艇
しました。
今日は夏日になるとの予報だったので、ウエットではなく、短パンの上にレインウエアのズ
ボンを履き、トップは薄手のジャージという軽装でした。(この選択を後で後悔する事に・・・)
風が無いため、ウインドサーファーも居なくて沖は貸し切り状態、穏やかな海況にますます
気分を良くして、まずは由比ガ浜を往復し、その後で逗子湾に向かおうかな?などと考えな
がら岸寄りをのんびり漕ぎはじめました。
江の島方面にはうっすら富士山が顔を覗かせ、岸に目を向けるとたくさんのサーファーの視
線がこちらに注がれています。
「?」・・・その直後、カヤックが大きく持ち上げられました。
「!!」沖を見るとそこに波の壁が・・・。遥か二千数百キロの彼方からやってきた台風からの
うねりでした。波高は2mはありそう。そういえばこのあたりは急深で波の立つポイントでした。
(だからサーファーがうじゃうじゃいるんでしょうが・・・・)
一発目は何とかやりすごしたものの、間を置かずに第二波、第三波が向かってきます。ここ
でダンパーを食らったら間違いなく沈です。波高はさらに高くなって、トップはブレイク寸前!!
「ひえ~」波に向かって必死にパドリングして、やっとこさ乗り越えた直後、波が崩れました。
大きなうねりが一段落したところで大慌てで沖へ向かい、莱島方面を見るとところどころに大き
なブーマーが発生しています。あんなのに巻き込まれたらそのままテトラポットに一直線です。
沖にいるとうねりも小さく怖くは無いですが、風波とは違う力強さを感じました。やっぱり台風を
ナメてはいけませんね。
莱島行きを諦めたので湾内をしばらくウロウロして、そのまま撤収すれば良いものを、サーフィ
ンの真似事をしたくなり、サーファーのいない端っこの方で遊ばせてもらいました。
何本か小さいのに乗ったあと、またまた調子に乗ってデカイのに挑戦しましたが波打ち際でカ
ヤックが横向きに!ブローチングを試みたものの、圧力に負けて放り出されました(笑)
運よくカヤックがぶつかってきませんでしたが全身ズブ濡れ・・・。
いつの間にか太陽が雲に隠れ、風も吹いてきて寒いのなんの。やっぱりもう夏じゃないんだか
らウエットとドライトップは必携ですね。いろいろと思い知らされた一日でした。
これはその日の夕方、カミサンとウオーキングしたときの夕暮れの由比ガ浜です。
海はちょっと荒れ模様ですが、サーファーのみなさんはまだまだ頑張ってます。
秋が深まるにつれて太陽は江の島越しに、富士山の向うに沈むようになります。
関連記事